2月が終わります。

大学受験は終盤戦、後期試験を受けるという人もいます。

公立高校受験は残り2週間を切りました。

毎年この時期は受験生から色々な相談を受けます。

志望校を変更すべきか?

このままじゃやばいかな?

受験勉強疲れた…

もう勉強やめたい…

こういった内容の相談が多いですね。

不安になる気持ちや投げ出したくなる気持ちは痛いほどわかります。

自分も大学受験で何回も不合格通知を受け取りました。

記憶が正しければ10回程度不合格通知を受け取ったと思います。

その度に「自分は大学に行く能力がないのかも」と落ち込みました。

現実逃避をしたくなって近くの海に行ってぼーっとしていたこともありました。(笑)

それでも次の受験日はやってきます。

1月〜3月は受験生一人一人が本当に試される時期です。

自分に足りていないものがはっきりと過去問の点数や正答率で見えるからこそ、安心できることよりも不安に感じることが多いからです。

私も生徒と一緒に足りていない部分を分析してあげて、必要な学習内容を提示しています。

自分の弱点と正面から向き合って克服できた人は受かりますし、向き合えなかった人は残念な結果になります。

しかも自分の受験日まで残りわずかな時間でやらなければならないので、10代で精神的に未発達な部分が多い子供たちにとっては大人が思っている以上に過酷なことだと思います。

だからこそ、受験を通して大きく成長できるのだとも思っています。

受験日という受験勉強の終わりがあり、その終わりがあるからこそ後悔のないように1日1日を大事にしなければなりません。

本当に自分はやり切ったのか?

最後の最後で辛くなって力を抜かなかったか?

昔、よく予備校などで「今頑張れないやつは一生頑張れない!」という言葉が使われていたそうです。

なかなか強烈な言葉だなと思いますが、私は「今頑張れた人はその後の人生でも大事なときに頑張れる!」と言い換えて生徒に話すことがあります。少しパンチ力が低いんですけどね(笑)

自分の過去を振り返ってみても、受験勉強を乗り越えられたことがとても大きな成功体験になり、大学進学後も様々な困難がありましたが、「受験であれだけ頑張れたんだから今回もできるはず」と自分を鼓舞して、実際に乗り越えてこれました。

受験を終えてもう10年以上経った今でも、そう思うことがあります。

先日、2月25日に大阪マラソン2024に参加しました。

走るのは大嫌いで、中学時代もサッカー部だったのですが、体力がなさすぎて”走れないサイドバック”としていじられていました。

そんな自分ですが、人生で一度だけチャレンジしてみない?と誘われて勢いで承諾しちゃいました。

人生初のマラソンでしかもフルマラソンです。

42.195kmです。

そもそも.195ってなんなん!と無駄に腹がたったので調べると…

1908年のロンドン五輪でイギリスのアレクサンドラ王妃が自分の城の窓から見える場所からスタートしてほしいという要望で距離が延びたそうです。

それなら王妃の仰せのままに走るしかないですね。

マラソンの参加が決まったのが11月で、2月25日が当日なので約4ヶ月の準備期間がありました。

まずは急いでランニングシューズを買いに行くところから始めました。

定員さんに相談しながらとにかくクッション性の高い初心者向けのシューズを買いました。

次の日にまずは30分走れるのか、試してみました。

ゆっくり走っても30分連続で走ると息も上がるし、足も疲労感を感じました。

これはやばいぞ

そこから週に3回を目安にコツコツ走り続け、10km走ることができるようになりました。

12月には週に20〜30kmを目標に走りこみ、1月には高槻市のハーフマラソンにチャレンジしました。

10km走れるなら20kmのハーフでも走れるだろうと思っていましたが、これが想像以上にしんどかったです。終盤戦は下半身が鉛のように重く感じ、足が動きませんでした。

無事に走り終わりましたが、絶望を感じました。

あと1ヶ月でこの倍の距離を走らないといけない…

今のトレーニングでは生ぬるいと感じ、2月の1週目に30km走をチャレンジすることにしました。

10km走り、足をストレッチし、また10kmという流れで30km走る試みだったのですが、15km地点で左膝にビリビリッと痛みが出ました。

激痛です。

なんとしても30km走りたいという気持ちがあったので、その後も気合で30km走り、翌日病院に行くと「腸脛靱帯炎」いわゆる”ランナー膝”と診断されました。

原因は膝のオーバーユースとケアを怠ってきたことだと言われました。

安静にしていれば痛みは出ないけど、また走ると同じ痛みが繰り返し出てくるそうです。

つまり、大阪マラソンに出場すると必ずこの痛みが出てくるということです。

試しに痛みが引いてから走ってみたのですが、500mも走ると痛みが増してきて1kmも走れない状態でした。

また絶望を感じました。

こんな状態では大阪マラソンのスタート地点に立つことすら難しい。

ここまで努力してきたことが水に泡になってしまう。

マラソン当日まで3週間を切ったタイミングでやっかいな怪我をしてしまいました。

「もう大阪マラソンやめようかな」

「そもそも走らないといけない理由なんてないし」

投げ出したくなりました。

でも自分の怪我を心配してたくさんの人が励ましてくれました。ペアで申し込んだ奥さんからも「絶対一緒にゴールしたい!」と言ってくれました。

その言葉を聞いて、落ち込んでいる時間がもったいないと思い、できる限りの治療を行いました。

ただ、マラソン2日前に調整ランを行いましたがやはり2km走ると痛みが出てくるという状況で、当日も必ず痛みとの戦いになるのだろうと覚悟しました。

私は昔から周りの人に宣言することでさらに気合が入る性格なので、色々な人に大阪マラソンに出て必ず完走するんだと話をしていきました。

塾の生徒たちにも「先生は絶対に完走してみせる!」「ダメだったら焼肉奢ってあげるよ」なんて話をしました。

そして当日

天気は雨、気温も6度と悪天候の中での開催でした。

やはり走り出して1kmほどで痛みが出てきて20kmも走ると激痛で足を引きずりながらになりました。

お守り程度の気持ちでロキソニンを持参していたのでそれを飲みながら走り続けました。

「自分は本当についていない」

「なんで自分だけ膝を痛めてしまったんだろう」

そんなことを考えながら走っていたのですが、周りを見渡すと自分以上に足を引きずりながら走っている人や、もう走れないとギブアップした人、ペースが遅くてタイムアップになった人が見えました。

辛いのは自分だけじゃない

参加した人みんな辛い

それでもゴールを目指して必死に進んでいる

そのとき、受験生だった頃を思い出しました。

どのように過ごしていてもこの辛い時間に終わりはある。

走っていても、歩いていても、止まっていても制限時間がくれば終わり。

勉強していても、していなくても入試当日が来れば終わり。

この時間が終わったときに自分で自分を褒めてあげられるか?

この日が自分にとってプラスになるのかマイナスになるのか?

それは今この瞬間に出せる力を全て出したと思えたかどうかだろう、と思うと

絶対に後悔したくない

あの時頑張ったんだと心から思いたい

そんな気持ちが出てきて走り続けられました。

無事に走り切れました。

何度も諦めようと思いましたが、諦めなくて本当によかったです。

時間は5時間30分ほどかかりました。

決して早いタイムではありません。

それでも走り続けたこと、ゴールできたことを誇りに思います。

受験生のみなさんもこの時間が終わったときに何を感じるでしょうか?

自分を誇れるのか

今本当に頑張った人なら絶対にそう思えると思います。

終わりがあるから

今こそ自分の最大瞬間風速を出していこう!!

投稿者 塾長 平野

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